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Coincheckが実施していなかった最低限のセキュリティ対策「マルチシグ」とは何か?

マルチシグ

CoincheckのNEM流出事件で最も問題となっているポイントは、Coincheck社が最低限のセキュリティ対策を実施していなかったのにも関わらず、出川哲郎さんを起用したテレビCMなどの大規模な宣伝施策に打って出たことです。

ここでいう、「最低限のセキュリティ施策」としてたびたびいくつかのWEBメディアで紹介されているのが「マルチシグ」なるものですが、それが何を意味するのかしっかりと理解している人は少ないのでしょうか。

そこでこの記事では、Coincheckが多額の顧客資産を保持しているのにも関わらず実施していなかった「マルチシグ」について簡単に解説したいと思います。

マルチシグとは何か?

マルチシグとは、「Multi Signature」の略語のことで、複数人の署名がないと仮想通貨の送付を完了させることが出来ない仕組みのことです。

ビットコインなどの仮想通貨を他ウォレットに送付する際には、自身が持つウォレットに対応した秘密鍵を用いて署名(暗号化)をして、当該仮想通貨のブロックチェーンを管理しているP2Pネットワークに、取引き情報を流します。

マルチシグではない仕組みの場合は(シングルシグ?の場合は)、送付元のウォレットに対応する秘密鍵が1つあれば、誰に対しても通貨を送付することが出来ますが、マルチシグの場合は複数人の秘密鍵(署名)がないと通貨を送付することが出来ません。

マルチシグの場合に通貨を送付する際には、事前にマルチシグウォレットを作成する際に合意した秘密鍵の保持者のうちの特定人数から、署名をしてもらう必要があります。

例えば、Aさん、Bさん、Cさんの3人が署名者として合意して作成されたマルチシグウォレットがあるとします。

この3人が、「3人のうち2人の署名があれば、通貨を送付することができる」というルールを定めた場合、Aさんが第三者に通貨を送付する際には、Bさん or Cさんから、事前に合意を得て署名をしてもらう必要があります。

このように、特定の通貨を第三者に送付する際に、事前に送付元のウォレットを作成した際に合意した特定人物の特定人数から署名を得る必要がある仕組みのことを、「マルチシグ」と呼びます。

参考(1)マルチシグを考える。BITFINEXのマルチシグは何故機能しなかったのか?(ビットコイン研究所ブログ)

参考(2)Multisig(マルチシグ)って何?(ビットコインダンジョン)

参考(3)マルチシグ(マルチ・シグネチャの略)(bitFlyer)

bitBankのマルチシグ運用

この「マルチシグ」の運用方式について、コインチェックの件を受けてか、bitBankが取り組みを紹介してます。

参考(4)仮想通貨取引所ビットバンクのコールドウォレット・マルチシグ運用体制について

bitBankは上記の記事にて、bitBankが取り扱うほとんどの通貨において「コールドウォレット・マルチシグ運用」を行っていると記載しています。

「コールドウォレット」というのは、簡単に言うとネットワークに繋がっていない(オフラインの)端末で、ウォレットの秘密鍵を管理することです。

「コールドウォレット・マルチシグ運用方式」ということは、bitBankが管理しているウォレットから通貨を誰かに送付する際には、複数人の署名が必要で、尚且つそのウォレットに対応する秘密鍵は、オフラインで管理されているということです。

bitBankのような「コールドウォレット・マルチシグ運用方式」が現在では最低限のセキュリティ施策であると、数々のメディアで報じられていますので、ご自身が利用している取引所が当該方式を採用しているかはしっかりと把握しておく必要があるでしょう。

以上、『マルチシグ』という言葉の説明についてでした。

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